MOROHAというアーティストをお勧めしたいです。
2008年に結成したMCのアフロ(1988.1.7)とアコースティックギターのUK(1987.5.14)の2人組のアーティストです。
彼等のジャンルをポエトリーリーディングと言う人もいれば、ラップやHIPHOPと言う人もいます。
僕はジャンルで説明するより『心を鈍器で殴る人達』という方が伝わりやすい気がします。
彼等の曲は、背中をそっと押してくれる応援歌ではなく、心を鷲掴みにして熱した後、バットで背中を思いっきり叩いてくれます。
澄ました顔では聴けないので、この表現が正しいと思います。
歌詞を見ながらじっくり聴いてみてください。
『革命』
まずは『革命』を聴いてみて欲しいです。
この二人組が自分と同い年ということもあり、言葉が胸に突き刺さります。
自分を追い込まないと明日が無い。納得して安眠できる日が無い。
嘆いて諦めるぐらいなら無駄でもいいから無様にやるべきことをやれと言われている気がします。
※『宮本から君へ』のエンディングテーマ
『tomorrow』
次に、『tomorrow』を聴いてみて欲しいです。
2018年、MOROHAと同じく僕も今年30歳になりました。
こんなはずじゃなかったと後悔する毎日に怒り狂って眠れない夜に、この曲を聴くと、突然むくりと起き上がり、やるべきことをやり出してしまいます。
『三文銭』
更に胸が熱くなる『三文銭』を聴いてみてください。
僕が東京に越してきて半年ほど経った頃、夜遅くにオフィスで一人でラジオを聴いていると、この曲が流れてきました。
初めて聴いた時の衝撃は凄かったです。
最後の語りだけでも良いので聴いてみてください。
『ストロンガー』
そして、『ストロンガー』を聴いてみてください。
限定1曲入りシングルとしてメルカリで発売しましたが即完でした(再販して欲しい、、、)。
エレカシファンなら気付くと思いますが、下記の歌詞はおそらくエレカシへのオマージュだと思います(私見)。
・『化けの皮剥がしに出かけようぜ』
・『陰り行く部屋』
・『胸を張って出かけよう』
・『さあ出かけようぜ、胸を張ってさ』
・『ストロンガー』という曲名も『ガストロンジャー』から来ていると思います。
同日、3枚目のエレカシカヴァーアルバムが発売されましたが、本物のオマージュはこっちです。
偶然か敢えてかわかりませんが、発売日を合わせてきたところも熱いです。
また、個人的には『宮本から君へ』のED曲は『革命』よりも『ストロンガー』にして欲しかったです。
MOROHA公式HP→http://moroha.jp/