かつて『放送室』というラジオ番組がありました。パーソナリティはダウンタウンの松本人志さんと放送作家の高須光聖さんの二人で、フリートークだけで進行する1時間番組です。松本さんと高須さんは小学校からの同級生で、2人の昔話や時事ネタ、最近あった出来事など、幅広く話しています。
この番組は、2001年10月4日~2009年3月28日までTOKYO FMをキーステーションに全国37局ネットで放送されていました。
放送回数は391回で、基本2本録りで収録されていました(たまに3本録り)。
この番組の魅力は、『笑い』と『友情』です。
『笑い』とは一体何なのか、面白いとは何か、スベるとは何かまで様々なパターンで教えてくれます。(この番組を聴き過ぎると、人の会話がつまらなくなってしまいますのでご注意ください笑)
『友情』について、小学校からの付き合いで話すトークは、誰にも真似ができないリズムと会話の質があります。友人であり続けるとともに、同じ業界で、同じ番組で戦い続ける二人の会話には感動します。
また、自分の話で恐縮ですが、僕はこのラジオが無ければ今の自分はいなかったと思います。放送当時リスナーだった僕は、MDに録音して同じ回を1日に5回も聴くほどのヘビーリスナーでした。
この番組を何度も何度も聴いていくうちに、他人の会話に興味を抱かなくなり、お笑い番組をよく見るようになり、他の芸人さんのラジオ番組を聴くようになり、Podcasstを聴くようになり、自分でもやってみようと思い、当番組『タダしいyouに見える』を作るまでに至りました。そして、Podcastを聴かなければweb関係の仕事にも就くこともなかったと思います。
古い番組ですが、聴くと人生が変わるかもしれませんので是非一度聴いてみてください。